わざと残業する人にイライラする!早く帰りたいときの対処法

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わざと残業する人は、正直イライラしますよね。

仕事が終わっても帰りづらい雰囲気になったり、全体の仕事の質が下がったりするため、とても迷惑です。

できることなら、みんなが定時に気持ちよく帰れるのが理想ですよね。

実は、ちょっとした工夫をするだけで、残業を減らし職場の雰囲気を改善できるんです。

わざと残業する人が減れば、ストレスも軽減されますし、効率の良い働き方が実現できます。

今回の記事では、「わざと残業する人にイライラする理由と、残業を止めさせる方法」についてご紹介します。

もしあなたの職場にわざと残業する人がいるなら、こちらの方法を参考にして、ストレスのない環境を作りましょう。

この記事のポイント
  • なぜ「わざと残業する人」にイライラするのか
  • わざと残業する人の心理状態を解説
  • わざと残業するのを止めさせる方法

わざと残業する人にイライラする理由

わざと残業する人にイライラする人

職場でわざと残業する人にイライラした経験はありませんか?

彼らの行動は、帰りづらい空気を作り出し、チームの効率を下げることがあります。

なぜそのような状況が起こるのか、その理由について考えてみましょう。

  • 自分だけ帰りづらくなる
  • 仕事の質が下がる
  • サボってるように見える
  • チームワークが悪化
  • 残業を強いられる恐れ

自分だけ帰りづらくなる

わざと残業する人がいると、自分だけ帰りづらくなります。

特に上司やリーダーが残業を続けていると、部下たちも同じように残業しなければならないと感じることが多いです。

たとえば、職場全体で定時退社が推奨されているにもかかわらず、何人かがわざと残っていると、他の社員もその影響を受ける可能性が高いです。

その結果、自由な時間が奪われ、ストレスが増えるでしょう。

仕事の質が下がる

わざと残業することで、仕事の質が下がることもあります。

無理な残業が続くと集中力が低下し、誤りが発生しやすくなります。

具体的には、疲労が溜まった状態での業務は、ミスやコミュニケーションのトラブルを引き起こすことがあります。

長時間労働は生産性を落とし、結果として業務全体の効率を下げるでしょう。

サボってるように見える

意図的に残業する人は、他の社員からサボっていると見られることがあります。

なぜなら、必要以上に仕事を引き延ばしているように見えるからです。

例として、短時間で終わるはずのタスクをわざと時間をかけて行い、周囲に「忙しい」とアピールすることがあります。

このような行動は職場の士気を下げ、他の社員の信頼を失う原因となるでしょう。

チームワークが悪化

わざと残業することは、チームワークを悪化させる要因となります。

仕事を引き延ばしている人がいると、他のメンバーもその行動に合わせざるを得なくなり、協力が取りにくくなるからです。

具体的には、プロジェクトの進行が遅れたり、メンバー間の不満が増えたりする状況が生じます。

このような状況ではチーム全体の成果が悪化し、士気が低下するでしょう。

残業を強いられる恐れ

わざと残業する人がいると、他の社員も残業を強いられる恐れがあります。

上司が残業を良しとする文化がある場合、無理やり付き合わされることが多いです。

たとえば、誰かが残っているために自分も帰れない状況が続くと、次第に不満が溜まります。

残業を強いられる恐れがあることで、職場全体の雰囲気が悪化するでしょう。

わざと残業する人の心理状態

わざと残業する人の心理状態

昨今、長時間労働を防止するために残業を推奨しない風潮がありますが、ダラダラ仕事をしてわざと残業する人が問題になっています。

株式会社識学が実施した調査結果によると、残業するためにダラダラ仕事をする人が49.7%いると発表されていました。

出典:【残業に関する調査】残業するため“ダラダラ仕事をする人”がいる…49.7% 残業している方が稼いでるのでは?…「そう思う」65.7% | 株式会社識学のプレスリリース

なぜ辛いはずの残業を、自ら進んでするのでしょうか?

ここからは、わざと残業する人の心理状態について考察していきます。

  • 残業代がほしい
  • 評価されたい
  • 仕事がめんどくさい
  • 家に帰りたくない
  • 帰宅ラッシュを避けたい

残業代がほしい

わざと残業する理由の一つとして、残業代を稼ぎたいという心理があります。

基本給だけでは十分な収入を得られないと感じている場合、残業して手当を増やしたいからです。

たとえば、生活費やローンの支払いが厳しい状況にある人は、できるだけ多くの残業をして収入を増やそうとする傾向があります。

業務時間外に長く働くことが常態化し、会社全体の働き方に悪影響を及ぼすでしょう。

評価されたい

わざと残業する人の中には、上司や同僚からの評価を上げたいと考える人もいます。

長時間働くことで「頑張っている」と見られることを期待しているのです。

具体的には、定時に帰る人よりも長く働くことで、献身的な姿勢をアピールしようとするケースがあります。

残業すれば評価されるという考えから、非効率な働き方をするのです。

仕事がめんどくさい

仕事が面倒だと感じているために、わざと残業をする人もいます。

仕事に対してモチベーションが低い場合、ダラダラと時間をかけて進める場合もあるからです。

例として、複雑なタスクを後回しにし、締め切り直前まで引き延ばすことで残業を余儀なくされるケースがあります。

結果的に効率が悪くなり、他のメンバーにも負担がかかるでしょう。

家に帰りたくない

家庭の問題やプライベートの事情から、家に帰りたくないという心理でわざと残業する人も存在します。

職場にいる時間を長くすることで、家に帰る時間を遅らせたいという考えです。

たとえば、家庭内でのトラブルやパートナーとの関係がうまくいっていない場合、残業を選ぶことがあります。

職場が避難所のような役割を果たし、業務とは別の理由で残業が増えてしまうでしょう。

帰宅ラッシュを避けたい

帰宅ラッシュを避けるために、わざと残業する人もいます。

満員電車や渋滞を避けるため、あえて帰宅時間をずらすことでストレスを減らそうとするのです。

具体的には、帰宅ラッシュが一段落するまで仕事を続けることで、快適に帰宅できる状況を作り出すことがあります。

しかし、このような行動は他の社員にも影響を与え、職場全体の働き方に悪影響を及ぼすでしょう。

わざと残業するのを止めさせる方法

わざと残業するのを止めさせる方法

わざと残業する人に困っている場合、止めさせなければいけません。

どのような方法で止めさせることができるのか、具体的な方法をご紹介します。

  • 生活残業を優しく指摘する
  • 残業にならないよう仕事を手伝う
  • 早く帰る約束をする
  • 定時に帰る姿勢を見せる
  • 残業のデメリットを説明する
  • 上司に相談して止めさせる
  • 職場全員で問題視する

生活残業を優しく指摘する

わざと残業する人に対して、まずは優しく指摘することが効果的です。

相手の行動が職場全体にどのような影響を与えているかを伝え、気づかせることが重要です。

たとえば、「みんなが帰りづらくなってしまうので、定時で終わるよう心がけてほしい」と伝えることで、相手も意識を変えるきっかけになります。

敵対的な態度を避け、協力的な姿勢で伝えることで、聞き入れてもらえるでしょう。

残業にならないよう仕事を手伝う

わざと残業する人の業務を手伝うことで、早く仕事を終わらせる手助けをする方法もあります。

手伝いを申し出ることで、相手が一人で仕事を抱え込む必要がなくなり、自然と定時に帰る習慣がつきやすくなるからです。

具体的には「何か手伝えることがあれば言ってください」と声をかけることで、だらだら仕事をされることはありません。

仕事を手伝うことで早く終わるため、相手も無理な残業をしなくて済むでしょう。

早く帰る約束をする

わざと残業する人には、早く帰る約束をしてください。

具体的な約束を取り付けることで、守らなくてはいけないという意識が働くからです。

たとえば、「今日は定時で帰るって約束しよう」といった具合に、明確なゴールを設定します。

約束をすることで帰宅のタイミングを意識するようになり、残業の習慣が改善されるでしょう。

定時に帰る姿勢を見せる

自分が定時に帰る姿勢を示すことで、周りの人にもその意識を広めることができます。

定時退社を継続的に行うことで、「早く帰るのが当たり前」という文化を職場に根付かせられるからです。。

あなたが率先して帰る姿を見せることで、他の社員も安心して帰宅できるようになります。

定時に帰る姿勢を見せれば、わざと残業する人はいなくなるでしょう。

残業のデメリットを説明する

わざと残業する人には、残業のデメリットを説明してください。

長時間労働が健康や生産性にどのような悪影響を及ぼすかを明確に伝えることで、相手の行動を変えるきっかけになります。

たとえば、過労が原因で仕事の効率が落ちるだけでなく、最悪の場合、健康を損なうリスクがあることを説明します。

残業のデメリットを理解してくれれば、相手も無駄な残業を控えるようになるでしょう。

上司に相談して止めさせる

もし優しく指摘しても改善が見られない場合、上司に相談することも一つの方法です。

上司が適切な指導を行うことで、わざと残業する人の行動が改善されることが期待できます。

具体的には、上司に「残業の問題について話し合う時間を設けてほしい」とお願いし、職場全体での取り組みを促してください。

上司の提案なら逆らえないため、わざと残業する人はいなくなるでしょう。

職場全員で問題視する

わざと残業する問題が職場全体に影響を及ぼしている場合、全員で問題を共有してください。

職場全体で「定時退社」を推進することで、個々の行動を変える圧力となります。

たとえば、定期的なミーティングで残業の現状やその影響について話し合い、全員が意識を共有する必要があります。

職場全員が残業なしを意識すれば、生活残業を解決できるでしょう。

仕事がないのに残業する人への対処法

仕事がないのに残業する人への対処法

仕事がないのに残業を続ける人に対しては、特別な対処が必要です。

無駄な残業を防ぐためには、どのように対応すれば良いのか、具体的な対策を解説します。

  • 仕事がないから残業できないと伝える
  • 残業せずに帰るよう誘導する
  • 新しい仕事を提案する
  • 業務の進捗を話し合う
  • 生活残業を上司に報告する

仕事がないから残業できないと伝える

仕事がないのに残業する人には、まず「仕事がない」と明確に伝えることが大切です。

仕事の内容を説明し、仕事が終わった旨を明確にさせなければいけません。

たとえば、「現在の業務は全て完了しているので、もう残業の必要はありません」と伝えることで、相手も残業を続ける理由がなくなります。

仕事がないことを理解すれば、残業したくてもできないでしょう。

残業せずに帰るよう誘導する

残業が不要であることを確認した上で、残業せずに帰るよう誘導してください。

帰宅を促す際は、柔らかい言葉を選び、相手の気分を損なわないようすることが大切です。

具体的には、「今日は早く帰って休みましょう」や「他に急ぎの仕事がないなら、もう帰って大丈夫です」といった言葉で自然に帰る方向へ導くと効果的になります。

帰るように誘導することで、だらだら残業される可能性はなくなるでしょう。

新しい仕事を提案する

もし仕事がなくても残業を続ける人がいる場合、新しい仕事を提案することも有効です。

やるべき仕事があるなら、そちらに集中してもらうことで、無駄な残業を減らすことができます。

たとえば、「今後のプロジェクトのために、事前準備としてこのタスクを進めておいてください」といった形で、新しい仕事を提案してください。

新たな仕事を示すことで、自然と残業の時間を減らす方向に向かわせるでしょう。

業務の進捗を話し合う

仕事がないのに残業をしている場合、その原因を突き止めるために業務の進捗状況を話し合うことが大切です。

進捗確認を行うことで、実際の仕事の量と残業の必要性を再評価できます。

具体的には、定期的なミーティングや個別のフィードバックを通じて、どのような業務が滞っているのか、または不要な作業が含まれているのかを明らかにしてください。

業務の進捗を話し合うことで、残業する隙がなくなるでしょう。

生活残業を上司に報告する

すべての対策を試しても改善が見られない場合、上司に状況を報告してください。

上司が介入することで、より強力な指導が期待できます。

たとえば、「〇〇さんが仕事がないのに残業を続けています。この状況についてどう対応するべきかご指示ください」とお伺いを立てれば、問題視します。

生活残業している人を上司に報告することで、組織としての対応が進むでしょう。

わざと残業する人に関するよくある疑問

わざと残業する人に関するよくある疑問

わざと残業する人に対して、どのように対応すればいいのか疑問を抱くことも多いです。

通常なら残業したくないものですが、残業したい人はそう思いません。

そこで、わざと残業する人に関するよくある疑問をご紹介します。

  • 帰れるのに残業する人の対応は?
  • 生活残業を注意されたらどうする?
  • 付き合い残業をするのがうざい
  • 残業したがる女性に注意すべき?
  • 残業が平気な人は迷惑?

帰れるのに残業する人の対応は?

帰れるのに残業を続ける人には、まず理由を聞いてください。

直接的なアプローチを避け、相手が自らの行動について、考えるきっかけを与えるのが効果的です。

たとえば、「今日は早く帰れるようですが、何かまだ終わっていない仕事があるのですか?」と尋ねることで、手が本当に残業の必要があるかを再考するよう促すことができるでしょう。

生活残業を注意されたらどうする?

生活残業を注意された場合、相手の意見を真摯に受け止めることが大切です。

その上で、自分がなぜ残業をしているのか、その理由を冷静に説明します。

例として、「残業代が必要だから」といった理由がある場合は、それを率直に伝えた上で、別の方法で収入を補う手段を一緒に考えるなど、建設的な対話を心がけると良いでしょう。

無理に防衛的になるのではなく、問題解決に向けた姿勢を示すことが重要です。

付き合い残業をするのがうざい

付き合い残業に不満を感じる場合、自分の意志をしっかりと伝えてください。

職場の文化や雰囲気に流されず、自分の働き方を貫くことが大切です。

たとえば、「家族との時間を大切にしたいので、定時に帰ります」といったように、自分の立場を明確にします。

他人の影響を最小限に抑えることで、ストレスの軽減が期待できるでしょう。

残業したがる女性に注意すべき?

残業をしたがる女性に対して特別扱いをせず、性別に関係なく対応することが重要です。

残業が業務上の必要性に基づいているかを判断し、それに応じて適切なフィードバックを行います。

たとえば、「必要以上に残業をするのは、生産性に悪影響を及ぼす可能性があります」と伝え、職場全体の効率を考慮してください。

そうすれば残業したがる女性も反省し、無駄な残業を防げるでしょう。

残業が平気な人は迷惑?

残業が平気な人がいると、他の人にも悪影響を与える場合があります。

特に残業を当たり前とする態度は、職場全体の文化を変えてしまうリスクがあるのです。

具体的には、他の社員が「自分も残業しなければならない」と感じてしまう状況を生み出すことがあります。

このような場合、「無理に残業をする必要はない」ことを周囲に伝え、働きやすい環境を維持するように努めましょう。

わざと残業する人にイライラした私の体験談

わざと残業する人にイライラした私の体験談

筆者の職場にもわざと残業する人がいました。

ぺちゃくちゃおしゃべりするわりには仕事が進まないので、いつも残業になっていたのです。

その人が残業している中で自分だけ帰るわけにはいきません。そのことにイライラして仕方ありませんでした。

しかし、IT関係の仕事をしているのに無駄なことをするのはどうなんだ?という思いから、なんとかしたいと考えたのです。

まず、わざと残業する人に「◯◯はどうなっていますか?」と聞き、進捗確認しました。

そして、「今日は早く帰りましょうね」と声をかけ、仕事に取り掛かるよう促したのです。

最初は相手も疎ましそうにしていましたが、筆者が何度も言うので対応してくれました。

結果、無駄な残業は減り、筆者も帰りやすくなったのです。

あなたもわざと残業する人に悩まされているのであれば、ひと声かけてみてはいかがでしょうか。

相手も後ろめたさがあるため、だらだら残業を控えてくれるでしょう。

まとめ

わざと残業する人が職場にいると、帰りづらくなるし、仕事の質が下がるのでイライラします。

チームワークが悪化するし、残業を強いられる恐れもあるので大変です。

わざと残業する人は、残業代が欲しかったり、上司に評価されたいという心理状態があります。

家に帰りたくない、帰宅ラッシュを避けたいなどという理由も考えられます。

わざと残業するのを止めさせるには、優しく指摘する、仕事を手伝う、早く帰る約束をするなどが効果的にです。

また、仕事がないのに残業する人には、仕事がないと伝えたり、帰るように誘導するのもありです。

わざと残業する人がいる職場は、その人だけが悪いのではありません。

他人事だと思わずに、みんなで話し合って無駄な残業をなくすようにしてください。

この記事を書いた人
佐々木陽

広島県福山市生まれ。東京、大阪、北海道など各地を転々としつつ、Webの仕事を経験。現在はIT企業でコンサルタントとして活動。人事経験は15年以上あり、顧客の採用支援や社員教育にも関わった経験あり。業務を進行する中で、雇用主・労働者双方にインタビューしつつ、キャリアや転職への知見を増やしている。

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